過去10年は現在・未来へ有効か検証|カコテン iIchimoku AUDJPY

将来の保証は何もない。
こう言うと、悲壮感が漂いかねませんが、
どうにかして望む未来を実現しよう
努力するわけです。

トレードにおいては、収益をあげることですかね。
個人的には、「安定して収益を積み上げる」
ということになります。

人によって望む事、その表現が異なると思いますが、
収益を獲得するということは共通しているのでは無いかな、と思います。

自動売買において、現在やそれに続く将来において収益を積み上げる為に、
まずは過去どうだったかを確認します。
そう、バックテストですね。
MT4においても、バックテストはモチロン可能であり、当たり前のように
行われていることです。

このバックテスト、なるべく長期間を精度よく実施しようとすると、
色々と課題を与えられることになります。
これがまたやっかいで、個人的には悩みのタネです。

そして、さらにやっかいなのが、ブローカーによって
・GMT設定(夏・冬時間の切り替え)
・スプレッド(大きさ及び変動)
・値動き
などが異なり、EAとの相性というのが存在するのも良く知られている事実です。

また、バックテストでは良好なトレード結果となるのに、いざリアルでトレード
をさせると、結果の乖離が大きかったりする場合もあるようです。

つまり、
・同一EAのブローカー間での差
・バックテストとフォワードとの差
があるわけです。

コレ、なるべくなら小さい方が良いのですが、全く無いということにはならない
ということを認識しておくべきと個人的には思っています。
なぜなら、値動きが違えば、程度の差はあれテクニカルによる判断への影響は
存在しますし、バックテストでEAに入力しているデータ(プライス、時間)は
リアルとは異なるのです。

そういったものは、存在するのを把握・理解した上で対応する、というのが
現実的であると考えています。
もちろん、EA側で、そういった影響を軽減する仕組みとなっていれば
嬉しいのですが。

そんな先が見えない将来に対し、長期間の過去に対して対応できる堅牢性を
身に付けることで勝ち抜こうというEAがあります。
「カコテン」というシリーズ展開されているEAです。
本EA(シリーズ)は、「nekonote@」さんという開発者さんが展開しています。
カコテンは、過去10年を指しているようです。

では、公式ページ「EAについて」から、本EAの特徴を抽出してみましょう。
・市況に左右されにくいシンプルなロジックを搭載。
過去10年分のバックテストの成績も良好。
・バーの始めにしか動かないEAであり確定足でシグナル判定。
バックテストとフォワードの乖離を抑える設計。
・30分足で設計している。
ブローカーの時差やサマータイムの影響を受けない。
・強力なエラーリトライ機能を搭載。
エラーの多いブローカーで複数のEAを同時に動かしても安定稼働

これらによって、以下のことが示されていると認識しています。
・長期間の過去に対応できることを示し、将来への対応力を期待できる
・ブローカーによってトレード結果に差が生じる要因を抑制している
・バックテストとフォワードとの大きな乖離が生じるのを抑制している

では、ロジックはどんなものなのでしょうか?

「MT4のiIchimoku関数のみで判定する」ことが示されています。
「自動売買という特性や豪ドル円の特性に合わせて
iIchimokuパラメータを再定義。」
とされていますが、このへんが開発者さんの腕の見せどころなのでしょうね。
具体的に、どんなことなのか、そう少しだけ知りたいところではありますが。
「豪ドル円の特性」とは、どんなことなのか、気になります。

ちなみに、「一目均衡表やスパンモデルの波動論は使用せず」とのこと。

気になるバックテスト結果と公式フォワードでの結果を確認してみましょう

まず、公式バックテスト結果です。
カコテンなので、当然のように(笑)、過去10年間のバックテスト結果
が公式ページに掲載されています。
0.1LOT単利での結果なので、すんなり参照できる結果だという認識です。

過去10年ということで、長期の収益曲線となっており、あまり細かい部分は
わかりませんが、概ね右肩上がりの綺麗な曲線を描いています。
実に素晴らしいですね。
ま、例えば1年毎のバックテスト結果を見れば、フラットな期間とかがあるように
見える、把握できるのかもしれません。

カコテン公式BT

公式フォワードは、2015年3月16日以降のものになっています。
期間が半年にも満たない、短期間ではありますが、含み益を持つ時間が
長いように見受けられるのが、実に好印象です。
カコテンAUDJPYフォワード

今後の運用

過去、現在、未来という時間軸、そしてブローカ違いというトレード環境への
対応力なり堅牢性を身につけているEAであるという期待をしています。

ということで、リアル稼働に向けてデモ口座での稼働を開始しています。
他のEAと同一のデモ口座で稼働しており、myfxbookで公開しています。
ポジションを取った後、マジックナンバーとEA名称を紐づけします。
なお、リアル口座での稼働開始と共に、本デモ口座の稼働を停止する予定です。
(デモ口座自体を変更し、いくつかのEAは継続的に公開の予定です)

ポジションの取り方が至ってシンプルですし、短期間のデモ口座可能の後に
リアル口座での稼働というのを想定しています。

スイング系ということもあり、国内口座での稼働とします。
現在、EA運用管理方法の改変を実施中で、口座とEAの組み合わせも
再編中ですが、OANDAか外為ファイネストでの稼働となる見込みです。

そして、最小ロットでの稼働の後、巡航ロットへと漸増させる予定です。

最近は、「長期間安定」というキーワードのEAが多いように感じています。
それは、自分が求めているから、という面もあると思います。
本EAが、過去10年のテスト結果相当のものを未来10年で示してくれることを
期待しています。
そう、
ミライテン
ですね。
この先10年、利益をもたらしてくれることを期待しつつ、本記事を終えます。

過去10年分をテストしました!安定した運用を求める貴方に。
カコテン iIchimoku AUDJPY
カコテン iIchimoku AUDJPY | fx-on.com

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