先週、SBI証券主催のくりっく株365
のセミナーを受け、株という括りで
トレード対象として検討してみようと
考えました。
メリット、デメリット(うれしくない点)あるので、
トレード全体の中でどうするかを判断することにします。
まずはくりっく株365の概要や特徴を把握しないと
始まらないので、セミナー内容の復習を兼ねて
シェアさせていただきます。
なお、情報の正確性には配慮しているつもりですが、
東京金融取引所や各証券会社の「くりっく株365」についての
情報で確認をしてくださいね。
くりっく株365の概要
「くりっく株365」って初めて聞いた
「聞いたことあるけど、よくは知らない」
という方が少なくないと思います。
少なくとも、自分はザックリとしか知りませんでした。
何かで読んだことがあるな~ということが多かったものの、
他の人に説明できるほどの知識はありませんでした。
ということで、くりっく株365の概要を見て行きましょう。
くりっく株365とは
くりっく株365とは、
「東京金融取引所に上場する取引所株価指数証拠金取引の愛称」
です。
「上場」しているというのが、なんとも不思議な感じがしてしまいますが、
株価指数の証拠金取引ということ理解しておけばよさそうです。
では、どのようなものが取引対象となっているのかと言えば、以下の4つです。
なお、数字は2017年3月の取引数量シェアです。
・日経225:70%
・NYダウ:28%
・DAX:1%
・FTSE:1%
圧倒的に日経225が多いのは納得ですし、NYダウがそれに続くのも
わかりますが、あまりにもDAXやFTSEが少ないことに少し驚きました。
日経225mini先物、ETFとの比較
日経平均を取引できる代表的な金融商品を見てみましょう。
・日経平均先物:短期売買志向
⇒細かい値動きを狙う
・ETF/投信:中長期的な値上がり期待
⇒配当(分配金)をもらいつつ中長期での取引
では、くりっく株365はどうかと言えば・・・
短期にも!!、中長期にも!!という美味しいとこ取りの金融商品と
なっているようです。
レバレッジを効かせることができる
夜間も取引できる(ほぼ24時間)
という点で短期取引にガッチリと対応しています。
配当の授受ができるという点で、中長期的に保有しつつ
配当ももらえるという点で、中長期取引にしっかりと対応しています。
まさに、美味しいとこばかりを持って行ったという感のあるくりっく株365。
日経225 商品取引仕様
くりっく株365で取引できる日経225の商品取引仕様は
以下のようになっています。
個人的に少しばかり使いづらいと感じているのが取引単位です。
1枚:日経平均×100円
というのが大きすぎるな、と。
FXにおいて、ポジションを持つときに分散して成行で持ったり指値を設置するなり
しているので、100倍されるとポジションが大きいと感じています。
10倍で良いかな~と。
1倍なら更に自由度ありますね。
ま、証券会社なり取引所としては、あまり取引単位が小さいとやりにくいの
かもしれませんけど・・・。
100円の値動きで1万円の含み損益となるので、ポジションを分散するにしても
それほど数を持てませんから。
もっとも、このへんは日経225に割り当てる資金量によるのでしょう。
くりっく株365の取引イメージ
くりっく株365は、売りのポジションを持つことができるというのが
大きなメリットの1つと言えます。
株であれば、基本は買いのポジションを持つことになります。
信用取引であれば、売りのポジションを持つこともできますが。
くりっく株365のメリット
くりっく株365の概要を把握したので、次は
くりっく株365のメリット
を確認しましょう。
取引時間が「ほぼ」24時間
くりっく株365のメリットと言えば、やはり
「ほぼ」24時間取引可能!!
という点です。
具体的には、日経225、NYダウについては
朝8時30分から翌朝6:00
という取引時間となります。
但し、米国NY州サマータイム適用期間は翌朝5時まで
となっています。
DAX、FTSEの取引時間が日本時間夕方から翌朝という
ことになっているのがくりっく株365における両指数
の取引シェアの小ささにつながっているという面も
あるのかもしれませんね・・・。
祝日も取引可能
くりっく株365のメリットとして、
日本の祝日も日経225とNYダウが取引可能
というのも特筆すべき点です。
やはり、何かしらの突発的な出来事があった場合に
取引はしたいですよね。
それがたまたま祝日で取引できないというのは、
残念なことなので。
機会損失というならまだいいですが、ポジションの
コントロールとなると、一大事です。
また、祝日に落ち着いてトレードプランを練りつつ
ゆとりを持って指値を置いておくというのも良いですね。
レバレッジが効く
レバレッジには功罪ありますが、うまく使えば有効な武器になります。
何でも「使いよう」ということですね。
レバレッジ倍率は、証拠金基準額から計算しているので、
証拠金基準額により変わるということになるようですが、
2017年4月24日時点のものとしては以下のようになっているようです。
★日経225
清算価格×100:1,888,100円
証拠金基準額:39,880円
最大レバレッジ倍率:47倍
★NYダウ
清算価格×100:2,078,700円
証拠金基準額:23,910円
最大レバレッジ倍率:87倍
★DAX、FTSE100
DAXのレバレッジ倍率:56倍
FTSE100のレバレッジ倍率:65倍
配当相当額の授受
くりっく株365のメリット(特徴)として、
配当相当額と金利相当額の授受がある
というのも大きなポイントです。
買いポジションであれば、
配当相当額を受け取る
金利相当額を支払う
ことになります。
売りポジションの場合は、
配当相当額を支払い、
金利相当額を受け取る
ことになります。
なお、配当相当額の権利取りタイミングというのが決まっています。
2016年3月の場合であれば、
3月28日が権利付最終日
ということになり、
3月28日の取引終了(3月29日の午前5時)
までにポジションを保有していれば
配当相当額を受け取ることがでることになっています。
なお、毎月のように設定されており、9月と3月が
ダントツで額が大きいです。
過去の配当、金利の実績は、くりっく株365のWEBページ内の「過去の配当・金利実績」をご覧ください。
NYダウも円で取引できる
くりっく株365のメリットとして、
NYダウを円価格で取引が可能
というのも大きいようです。
確かに、トレードとして考えると、円貨で考えられるのはシンプルです。
一方で、中長期でのトレード(ポジション保有)で、
その期間を概ね円安方向でドル円レートが推移する
というシナリオで考えるのならが、為替レートの
変動によるメリットを享受できない、ということになります。
ま、このへんは考え方次第ですね。
為替レートの変動は、素直にFXで享受すれば良いともいえるので。
くりっく株365の証拠金残高と口座数
メリットが盛り沢山に見えるくりっく株365ですが、
口座数や証拠金残高はどうなっているのでしょうか?
メリットが沢山あり、実際にそれが認知され有効に活用されている
のであれば、口座数も証拠金残高も増大しているはずですから。
そうなっていないとなると・・・、何かしら落とし穴があったり
ウラがあるかもしれませんからね・・・。
東京金融取引所のデータによれば、確かに口座数も証拠金残高も
右肩上がりのようです。
特に近年の口座数の増え方は鰻上りですが、これは
東京金融取引所のセミナー担当者さんによれば、SBI証券が
取り扱いを開始したタイミングと重ねっているようですよ。
ま、そのわりには証拠金残高が伸びてはいないようですが、
こちらも時間を置いて増えるのでしょうかね。
くりっく株365のまとめ
セミナー参加をきっかけに、くりっく株365について
色々と知ることができました。
株式もトレード対象に組み入れようという流れの中で、
ETFなり上場投信も今まで以上に「トレード対象」として見るように
なっていました。
(中長期的な取引ではなく、トレード目線という意味で)
今回、くりっく株365も投資対象として魅力的なものであるという
ことがわかったので、こちらも加えることにしました。
となると、まずは口座開設ということになりますが、
SBI証券はセミナーに参加させていただいたご縁ということで
開設しますが、もう一つ特徴的な口座を見つけました。
それは、岡三オンライン証券です。
こちらは、くりっく株365が起点というわけではなく、
RSSによるFXや株のトレードが可能
というのが起点です。
ここで言うRSSは、リアルタイムスプレッドシートのことを指します。
エクセルをトレード用のツールとして使うというものです。
以前から、MT4とかCtraderなどのプラットフォームを使わずに
自動売買なりトレードの解析をするためにエクセルを活用する
というのは知っていたのですが、MT4の方が便利だし・・・と
あまり強く意識していませんでした。
が、実際に活用しているという話を直接耳にしたので、
少し詳しく調べてみようと思い、情報収集していたのです。
すると、意外にも沢山の情報がWEB上に存在するので、
実際に活用している人が少なくないということと、
自分で使う場合に情報不足で頓挫するということも
心配しなくて良さそうという認識をもつに至りました。
ということで、RSSを使える岡三オンライン証券に
注目していたというのと、くりっく株365も扱っている
ということで、自分的には流れに合っている!!と。
ならば乗ろう!!ということで口座開設の申請をしました。
証券会社の口座開設は、FXと比較すると、開設申請から
実際に開設するまでにより多くの日数を要する傾向にあるようなので、
開設を決めたらサクッと行動するのが良いようです。
自分も、本日手続きをしたのですが、1週間程度は必要という
ことなので、GWの連休もあることから、開設はさらに先の話に
なるだろうと覚悟しています。
ま、その間に準備できることはどんどんと準備を進めておく
ことにしましょう。
トレードステーションの口座開設キャンペーンのストラテジーが
その間にダウンロードできるようになることを祈りつつ・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。