FX自動売買をして行く中で、
ほぼ必須と言えるのがVPS。
「ほぼ必須」というのは、個人的に
自宅PCでもきちんと環境を整えれば
問題なく運用できると考えているからです。
自分の場合、VPSを複数契約して活用しています。
「お名前」のVPSは、契約して有料で使用していた時期もありますが、
今はFOREX.comで一定条件を満たすことで
無料で使用できるというありがたいサービス
を活用しています。
このサービスは「EAホスティング」と呼ばれています。
このEAホスティング、お名前の最新VPSとは環境が異なります。
具体的にどのように違うかを明確に紹介することはできませんが、
EAホスティングはOSがWindows Server2008 R2というのが
大きな相違点です。
メモリは1GBですし、HDDは50GBということで、通常契約する場合の
最小構成というレベルですが、充分な環境であると言えます。
ま、贅沢を言えば、メモリをもう少し大きくしたいですが、
無料ですからね。
さて、そんなEAホスティングを永らく活用させていただいていますが、
数ヶ月前から接続できないことが頻発するようになっていました。
その度に再起動していたのですが、あまりに頻発するので、稼動するEAを
減らしていったのですが、それでも症状が改善することはありませんでした。
サポートへ連絡してみても、明確な改善策なしといったところで。
こうなると最終手段となるOS再インストールかと。
確実な改善策とは思いつつも、その後の「MT4再設定がメンドウだなぁ」
という想いがあり、なかなか踏みきれずにいました。
が、「この際だからしばらくMT4を稼動できなくても仕方ない」とハラをくくり
OS再インストールを敢行しました。
が、実際には「ながら作業」で大した手間暇を要することなく
OS再インストールとMT4再設定を実行することができました。
ということで、これは「シェアしよう」ということで記事作成に
至ります。
ただ、今回紹介する方法が「絶対的に正しい」、ということは
言い切れません。
自分としては問題無いと考えている方法である、ということでの
紹介です。
まず、MT4を再設定するために必要なフォルダ(ファイル)を
EAホスティング(VPS)からコピーします。
こういったフォルダは、一定周期でバックアップしておくと、
いざという時にスマートな緊急対応が可能です。
このコピー前に必要に応じてEA設定内容を保存しておいて下さい。
(.setファイル)
まず、MT4画面左上にある「ファイル」メニュー内の
「データフォルダを開く」をマウスの左クリックで開きます。
すると、以下のようなフォルダ群が保存されているフォルダが開きます。
(以下のようなエクスプローラー画面が開かれると思います)
このフォルダ内にあるフォルダ、ファイルを全てコピーします。
必要無いものもあるのですが、手間を省くために一括で全てコピーしました。
通常作業するPCなりネットワーク上のHDDなり、どこでも構いません。
コレで、準備は完了です。
あとは、OS再インストール!!
ということで、EAホスティングの「コントロールパネル」へログインします。
他のVPSでも、「コントロールパネル」というような名称の
ログイン先があります。
そして、「OS再インストール」をクリックします
そうそう、再インストールする前に、他に必要なフォルダなりファイルがあれば、
コピーをしておきましょう。
文字通り、全てのフォルダ、ファイルが削除されてしまいますのでご注意を!!
準備ができたら、「実行」をクリックします。
あとはコーヒーでも飲みながら、もしくは他の作業をしつつ、無事にOSが
再インストールされるのを待ちます。
再インストール前に、要するおよその時間が表示されると思います。
再インストールが完了したら、MT4をインストールします。
その後、上でコピーをとった「ファイル」メニュー内の「データフォルダを開く」
で開かれた先のフォルダ内のフォルダを、今回インストールしたMT4での
「データフォルダを開く」で開かれたフォルダへコピーします。
そして、VPSの負荷を軽減するためのMT4設定をしておくことを忘れずに。
不要な通貨ペアを気配値表示から外したり、チャートの最大バー数を必要最低限
にするなどの「お決まり」の設定をしていると思います。
こちらの記事で、簡単に紹介しています。
上のコピーにより、設定されていたかもしれませんが・・・。
いずれにせよ、ログイン用のパスワードを入力する必要があります。
MT4を再起動して、OS再インストール前の環境と同等であることを
確認して下さい。
念の為、チャートを過去に遡ってスクロールしてデータをきちんと
読み込んでいるか、
「エキスパート」、「操作履歴」タブに問題となりそうなメッセージが出力
されていないかを確認しましょう。
これで問題なければ、「EAを稼動して問題なし」ということで自分は
EA稼動を再開しました。
こんな流れでOS再インストールとMT4再設定を実施し、EAの運用が
順調にできる環境を整えました。
VPSは、契約時に割り当てられた環境の当たり外れがあるなどと言いますが、
概ね「お名前」の環境には満足しています。
初心者向けのマニュアルを用意してくれていたり、VPSを契約する場合の
選択肢として悪くないと認識しています。
他にも個人的に良い環境だと思っているのがWinServerです。
こちらの記事でも紹介していますが、あまりメジャーでは無いのが
不思議なくらい良い環境だと思っています。
まだ使い始めて1年にもなっていないのですが、継続的に使用する予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。