サラダ(幸来多)さんの
e@シリーズEAにおいて
ロットサイズ決定ロジックで
強い輝きを放つのが
e@sa_EURUSD
です。
とは言え・・・。
個人的にはロットサイズは自分で決めるぜぃ!!
という方針なのですが(笑)
スキャルEAにおいて多く実装されているマネーマネジメント(MM)機能は
ほとんど使いません。
最近になって、ごく一部のEAで使用していたりしますが。
理由としては、一つの口座で多数のEAを稼働させるので、
MM機能には馴染まない、という判断があります。
しかしながら、e@sa_EURUSDは、
シグナルの強さよりボジションのロット数と決済時期を調整する
というロットサイジングを特徴とするEAです。
「最大ロット数は最小ロット数の20倍以上
に設定します。」と説明されています。!!
最小ロット数、最大ロット数は、任意に設定可能です。
シグナルの強さでロットサイズを決めるというロジック
に近いものとして、最近で言えばSwallowが該当しますね。
Swallowは、「チャンス時」と判断した場合のロット倍率を
EA設定で任意設定できるようになっています。
以前のWhiteBearシリーズの中にも、同類の設定が実装されていた
ものがありましたね。
e@sa_EURUSDの概要
【幸来多式 収益倍増戦略】ということで、
一本釣りのデイトレード専用EAを謳うe@sa_EURUSD
の概要を見ていきましょう。
【 対象通貨ペア】
EURUSD
【 取引スタイル】
デイトレード
【 最大ポジション数】
1
【 使用時間足】
M5
【 最大ストップロス】
設定/内部ロジックによるイグジット
【 テイクプロフィット】
設定/内部ロジックによるイグジット
【 両建て】
なし
最近は10年以上のバックテスト期間が当たり前のような
印象がありますが、本EAにおいても
2007年1月から2016年12月までと10年間となっています。
・「純益」(利益):$24480.85
(年平均$2,448)
・最大ドローダウンは$6095.80
e@sa_EURUSDを特にポジティブに評価できる点としては、
最大損失$1,338 << 最大利益$6,358
となっている点と、
平均損失$45.57 < 平均利益$61.66
が挙げられます。
最大と平均共に、利益の方が損失を大きく上回っているのは
素晴らしいです。
では勝率はどうなんだ?と言えば、ほぼ50%と言えるレベル
にあります。
高勝率EAなのに勝率が落ちたり、平均利益と平均損失は
ボチボチで最大利益級の大きな利益をたまに稼ぎ出す
EAの場合は、その爆益がバックテスト時以上に頻度が
小さかったりすると残念な結果となりますが、
本EAは、そういうEAでは無いという点が安心材料と
言えます。
また、バックテストの残高曲線を見ていると、大きな損失を
出してもそれ以上の利益をすぐさま稼いでいるという点が
素晴らしいです。
もちろん、この時はロットサイズが大きくなっているので、
最大のロットサイズは熟考と決断が必要です。
そのためにも、バックテスト結果をチャート上で解析する
作業がいつも以上に必要です。
下に張り付けたチャートは、バックテスト結果の一部抜粋です。
「ロットサイズが一定のまま」の場合と、
「ロットサイズが増えて行く」場合の例です。
「ロットサイズが一定のまま」の場合、粛々とトレードしていますが、
この相場状況で勝てると判断してロットサイズを大きくしても
良さそうだけどな・・・という裁量的見方を自分はします。
あくまで、結果を見ての話ですが。
「ロットサイズが増えて行く」場合は
結構往復ビンタ含めて負けています。
ロットサイズを増やしていっているのもわかります。
そして、最後に大勝する、と。
コツコツ(ゴツゴツ)負けてドカン!!と勝つといったイメージでしょうか。
これらを見ていると、テクニカル的に勝率が高いとかリスクリワードが
高いというような判断というよりも、損失となったとか結果を
参照しているように考えてしまいます。
そんなことでは無く、レジサポなりローソク足のパターンを見てる
ような気もしますが・・・。
いずれにせよ、バックテストにて最大連敗数17に対して最大連勝数31,
その時の損益額は連勝時の方が大きいというので、
有効なロジックなのでしょう。
【フォワード】
fx-on公式フォワードは、以下のようになっています。
まだ2ヶ月強といったところなので、得られる情報が
現時点では限られます。
今後の推移を見守りましょう。
【EA設定項目】
e@sa_EURUSDのEA設定項目は、どちらかと言えばシンプルです。
が、「熟考を要する」という印象です。
最大ロット、最小ロットは、トレード結果(金額)に
直接というか大きく影響します。
e@sa_EURUSDに割り当てる資金額を決めて、そこから必要証拠金や
最大ドローダウンを踏まえてLOTサイズを決める・・・という
方法では、決めにくいです。
本EAの特徴を活かすためには、EA説明にて書かれているように、
最大ロットは最小ロットの20倍以上に設定
することが推奨されるのだとすると、そのロットサイズで
最大の損失[pips]が発生することをまずは想定しないと
いけないかな、というのがあります。
とは言え、シグナルの強さによりストップロスを決める仕様に
なっているので、単純な想定は馴染まない気もします。
【特徴】
e@sa_EURUSDの特徴は、なんと言っても
『シグナルの強さによりボジションのロット数と決済時期を調整する機能』
だと考えています。
この機能をどれくらい信頼できるかが本EAでどれくらい
稼ぎだせるかのキーになりそうです。
もちろん、EAが信頼に応えてくれないといけませんが。
個人的に、主力EAをなるべく国内口座で稼働させるようにしている
のですが、本EAのリアル口座稼働については、海外口座を
選択する必要がありそうです。
国内口座だと、必要証拠金だけでも大きな額を必要とするので、
海外口座を使いたいところです。
国内口座するなら、最大ロットサイズを抑えて・・・ということに
なりますが、EAの特徴を活かすには最小ロットと最大ロットの差を
大きくする必要があるので、悩ましいところです。
海外口座を使うとなれば、Titanを使うということを想定しています。
【デモ口座での稼働】
本EAもForex.comのデモ口座で稼働開始しています。
まだまだ参考になるようなトレードはしていませんが、
参考のためにリンクを貼っておきます。
「カスタム解析」-「マジック」にてe@sa_EURUSDを選択して
確認してみて下さい。
できれば、バックテストでの最大連敗に近いくらいの
負けっぷりをデモ口座での運用中に見てみたいです。
その直後に大勝するのだと思いますが、デモとは言え
フォワードでそれを見てみたいと考えています。
デモ口座でのフォワードの結果を見守ると共に、
リアル稼働を想定し、資金管理を踏まえてロットサイズの
設定を検討していきます。
資金管理しにくそう・・・と感じているので、諸々の判断/決断を
するために時間を必要としそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。