CycleGridNanpinScal グリトレ・ナンピン・スキャルを融合

「グリッドトレード+トレンドナンピン+
スキャルピングを融合させたEA」誕生

EAの分類には、いくつかの分け方があります。

ポジションの取り方として、
・テクニカル指標を使用
グリッドトレード
 M2J社のトラリピなど、一定の値幅でポジションをとり、
 決済も一定の損益幅で実行
があります。

保有する最大ポジション数として、
・1ポジ限定
・複数ポジション
 含み益となればポジションを積み増す:ピラミッディング
 含み損でポジションを積み増す:ナンピン
があります

そして、ポジションの保有時間、狙う値幅によって、
スキャルピング:数pips程度の利幅を狙う 
・デイトレード:ポジションをその日のうちに決済
・スイングトレード:数日程度のポジション保有期間を想定
などがあります。

本EAの特徴、独特な点として、
「グリトレなのにスキャル」
という点が挙げられます。

よくある考え方として、グリッドトレードは、一定幅の刻みでポジションを取り、
一定幅の利幅で決済する、というのがあります。
M2J社のトラリピも、こういったトレード方法に含まれるものと考えられます。
他にも、FX業者が提供するサービスには、こういった
「一定幅の刻みでポジションを取り、ある一定幅の利益で決済する」
という類のものが多数あります。

更に言えば、本EAは
「スキャルでトレンドナンピン」
というのも独特であると言えます。

スキャル(スキャルピング)でナンピンというのは珍しくありませんが、
トレンドありと判断している場合のみナンピンというのは稀有だと思います。
採用しているテクニカル指標でポジションを持つ前提条件が消滅していなければ、
ポジションを積み増す(ナンピン)というのは、珍しくはありませんが。

ストラテジーの概要

・相場の方向性を、読み間違えなければ、負けにくいストラテジー
 相場の方向性は有っているのに、短い時間足の波にのまれて
 損切りとなるケースはあり得ます。
 小さな波にのまれず、逆に積み増して利益を取りに行くストレテジーと言える。
 その分、相場の方向性をしっかり判断すること、資金管理が更に重要。
 相場の方向性は運用者が判断する、「トレンド」はEAが判断する
 ということで、両者がかみ合った運用をする必要があります。
・トレンドが発生してからナンピンポジションを取る設計になっている
 含み損リスクを減らすための対応。
・EURUSD 15分足を対象とする
 スプレッドが狭い通貨であれば、他の通貨でも運用可能。
 スキャルなので、スプレッドが狭く、きっちり約定するFX業者で運用する
 ことが必要。
 「スキャルなのに15分足」というのも、特徴と言えます。
・取引時間は日本時間15:00〜26:00に限定。
 取引時間の考え方としては、EURUSDのスキャルEAでは欧州時間から
 米国時間の時間帯でトレードするものが多くあります。
・始値で判断
 始値でエントリーを判断しているので、始値でバックテストしても問題なし。
 

CycleGridNanpinScalのバックテスト

本EAについては、バックテスト結果の数値は他のEAよりも重要度が
下がるものと考えられます。
つまり、運用者が相場の方向性を判断してFUNDA設定を設定し、
負えるリスクや資金管理面から最大ポジション数を設定する
ことになるので、運用者や資金管理でガラッと結果が変わります。

とは言え、バックテストが参考になるのは間違い無いので、
こういう設定でこの時期に運用していると、このような結果になる、
ということを知ることができます。

なので、他のEAのように、バックテスト期間の長さやトレード回数などは
問題となりません。

そのへんを踏まえて、以下の公式バックテストを参照下さい。

CycleGridNanpin_バックテスト_余白

この時期に、この仕掛で運用したら・・・というバックテストを何種類も
実行して、実際の仕掛けを検討する、というのが良いようです。
もちろん、資金管理面からの検討が必要ですが。

CycleGridNanpinScalのフォワードテスト

バックテストで述べたことと同様の理由で、フォワードテストで
得られる情報にも限りがあります。
フォワードでのポジションが、ショート:0.2、ロング:0.1と
なっているので、Funda設定はショーロ方向で設定しているようですね。
確認していませんが、デフォルト設定での運用でしょうか。

CycleGridNanpin_フォワード

CycleGridNanpinScalのEA設定項目

グリッドトレードEAという面も持つEAのため、EA設定項目として
多数あります。
EA設定項目全てが重要と言えますが、特にマジックナンバーには
注意していただきたいです。
運用上、仕掛け内容を変更することが十分想定されますが、
その場合に、既存のポジションに付与されたマジックナンバーと
重複しない(被らない)ように配慮する必要があります。

自分がグリトレ系のEAを運用する場合には、例えば千刻みで
通貨ペア毎に固有の番号を付与して、その番号範囲内でロング、
ショートの区別をして、使用する範囲をずらして使うなどと
しています。

・FUNDA:相場の大きな方向性を設定
 買いファンダメンタルズ「1」、売りファンダメンタルズ「-1」
・startPriceBuy:買い上がり開始価格
・endPriceBuy:買い上がり終了価格
・startPriceSell:売り下がり開始価格
・endPriceSell:売り下がり終了価格
・magic:マジックナンバー(magic〜(magic+GridCnt)を
 使用するので、他のEAと重複しないよう、要注意。
 また、グリッド開始価格を変更した際は、既存ポジションの
 マジックナンバーと 重複しない様、マジックナンバーを
 スライドさせて下さい。
 なお、マジックナンバーは、ポジションのコメント表示を
 有効にすれば確認できます。)
・maxCntBuy:「買い」最大ポジション数(デフォルト4)
・maxCntSell:「売り」最大ポジション数(デフォルト4)
・lotsForFunda:FUNDAロット数(デフォルト0.2)
・profitPipsForFunda:FUNDA利益pips(デフォルト0)
・losscutPipsForFunda:FUNDA損失pips(デフォルト0)
・lotsForHedge:HEDGEロット数(デフォルト0.1)
・profitPipsForHedge:HEDGE利益pips(デフォルト0)
・losscutPipsForHedge:HEDGEロスカットpips(デフォルト30)
・EntryStartHourJPN:エントリー開始時間
 (日本時間を設定、デフォルト15)
・EndStartHourJPN:エントリー終了時間
 (日本時間を設定、デフォルト26)
・WeekendHourGMT:週末手仕舞いする時間
 (GMT時間を設定。0を設定した場合、手仕舞いなし。デフォルト0)
・TestGMTOffset:サーバタイムのオフセット値
 (バックテストする場合、使用ヒストリカルデータのGMTを
 指定して下さい。本番運用時は自動取得するので設定不要)
・displayMode:左上にパラメータ表示(する1、しない0)
・MaxSpreadPoint:最大許容スプレッドポイント(デフォルト30)
・NanpinSpanPips:ナンピン間隔pips(デフォルト50)
・divMinute:発注間隔分(デフォルト240)

但し、当サイト管理人が使用しているEAにおいて、上記のEA設定項目
と異なるようです。

このへんの状況が解決したら、バックテストを詳細に実行して、
デモ口座でのフォワードへ移行したいと考えています。

ちなみに、現在EURUSDで稼働させるなら、週足のレンジ上限あたり
からレンジ中央あたりまで、Fundaを売りの設定にするのかな、
という見方をしています。

スプレッドで言えば、USDJPYも仕掛けてみたいところですが、
これから仕掛けるのはタイミングが良くないという印象です。
まだ下方向でしょうけど・・・。

グリトレEAは、裁量判断をEA運用に活かすことができるので、
やりがいがあり、収益を伸ばしつつ、ドローダウンを低く抑えられる
可能性があると考えています。

トラリピなどで運用している方は、こういったグリトレ系のEAを
使って自身の相場判断を運用に反映するという運用をしてみる、
ということを検討してみては如何でしょうか。

グリッドトレード+トレンドナンピン+スキャルピングを融合させたEA
CycleGridNanpinScal | fx-on.com

EA設定項目について、fx-onの「EAについて」ページと
実際のEA設定項目で相違がある点について、何かわかったら
記事にしたいと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。