FX、株、仮想通貨、その他の投資案件・・・。
取り組む理由、背景は人それぞれだと思います。
・愛する子供の教育費の足しに
・自宅購入費用の一部
・老後資金
・自分の趣味に使う費用
・事業資金
もちろん、日常の生活費の足しに・・・例えば
昼食や夕食をちょっと贅沢にしたいという
ささやかな利益で十分という場合もあると思います。
いずれにせよ、安定して資金を増やして行きたいという
ことには変わりが無いと思います。
2017年以降、仮想通貨が急速に注目され、そして
そのレートも急上昇を見せてくれました。
明けて2018年は、暴落(調整)しています。
4月に入り、反転の兆しを見せていますね。
ということで、筆者を含め仮想通貨の取引に取り組んで
いる方も多数おられます。
そんな中、coincheckの問題があったりして、
取引に使う仮想通貨交換業者(口座)の選択が
重要であることを再認識されている方がとっても
多いようです。
そこで、今回は仮想通貨取引用口座の選択
について考えていきます。
これから仮想通貨の口座を開設する方だけでなく、
既に複数の開設を済ませておられる方にも
参考になれば幸いです。
仮想通貨口座選択3つの基準
仮想通貨を取引する場合に開設する口座の選択基準として、
ここでは3つ挙げていきます。
coincheck問題もありましたし、名の知れている業者なら
大丈夫というわけでも無いことが明白となりました。
以下に挙げている条件は、あくまでも参考ということになりますが、
御自身でしっかりと基準を設ける参考材料となれば幸いです。
早速、その3つの条件を紹介しましょう。
1.「仮想通貨交換業者登録一覧」に掲載されている
2.取引所での取引であること
3.取引したい仮想通貨を取り扱っている
以下に、それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。
「仮想通貨交換業者登録一覧」に掲載されている
はい、初っ端から固いカンジですが、話は簡単です。
金融庁作成の「仮想通貨交換業者登録一覧」に掲載されている
かどうか、という基準です。
現在のところ、2017年4月施行の改正資金決済法施行前から
仮想通貨交換業を営んでいる場合、登録の申請をしていさえすれば、
「みなし業者」としてですが業務継続が認められています。
(coincheck問題があり、金融庁の厳しい指導が入ったりして
撤退した業者も少なくありません)
「仮想通貨交換業者登録一覧」に掲載されていれば十分という
わけではなく、それが大前提と捉える方が良いでしょう。
仮想通貨交換業者登録一覧は、以下にて確認することができます。
www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
取引所での取引であること
取引所であること、という条件なので、取引所では無い所も
存在するということになります。
仮想通貨は、以下の2つのルートで取引することになります。
・取引所
・販売所
両者の違いをザックリと確認してみましょう。
まず、取引する相手です。
・取引所:他の取引参加者
・販売所:仮想通貨交換業者
つまり、取引所は他のトレーダーなど取引参加者を相手に
取引するのですが、販売所は仮想通貨交換業者を相手に
取引することになります。
FXで言うなら、取引所は「くりっく365」、販売所は
相対取引(OTC)の業者という理解をすれば良いと思います。
NDDの業者は、相対取引では無いということで考えれば、
取引所ということになりますね。
国内の多くのFX業者は相対取引となっています。
(全てではありませんし、それが直接的に良い悪いという
わけでもありません)
では、取引所での取引を条件に挙げている理由を紹介します。
(ただし、取引内容によっては、取引所での取引に
拘らない方が良いという場合もあると考えています)
<仮想通貨取引所のメリット>
1.取引コストが相対的に低い
販売所での取引コストと比較した場合、圧倒的に
取引所の方が低コストです。
取引コストは、取引手数料とスプレッドによって構成されています。
「販売所」の取引コストで気にすべきはスプレッドです。
(取引手数料無料ということだけに注目しては損をします)
販売所では、「買値」と「売値」が提示されますが、
その差がFXでの感覚からするとビックリするくらい大きいです。
(もちろん、違うものを比較しても仕方ないというのはありますが)
「取引所」では、キャンペーンなどで取引手数料無料の場合も
ありますし、無料ではなくても販売所のスプレッドに比べたら
微々たるものです。
スプレッドは、取引所の場合は取引量の厚みによるので、
取引する仮想通貨交換業者の取引所にどれくらいの
取引参加者がいて、どれくらいの量の取引をしようと
しているか・・・などに影響されます。
なので、一部仮想通貨交換業者においては、取引所でも
スプレッドが小さくはないということがあります。
しかしながら、例えばbitFlyerやbitbankなど、ある
一定以上の取引量がある仮想通貨交換業者であれば、
圧倒的に取引コストが販売所よりも小さくすみます。
2.指値での注文が可能
販売所の場合には、成行での取引のみですが、
取引所であれば、指値での取引も可能です。
成行は、購入/売却のボタンをクリックした
時点での価格で取引することになります。
PCやスマホの画面をチェックする時間を長くとり、
希望する価格近辺になるまで待てる場合は
成行き注文でも不便はないでしょう。
一方、指値注文が使えれば、設定したレートに
なったら取引が成立することになるので、
発注操作さえしておけば、PCやスマホ画面を気にする
必要はありません。
但し、指値で設定した価格(レート)に到達せずに、
取引がなかなか成立しないということもあるので、
指値をする価格については工夫をする必要があります。
このへんは、株やFXも同様ですよね。
また、取引所であれば、逆指値も使える場合があります。
bitFlyerやBITPOINTは逆指値を使えますが、
bitbank.ccは残念ながら使えません。
bitBankTradeは使えるようですが・・・。
3.板情報を見ることができる
株やくりっく365(FX)ではお馴染みの板情報は、
取引参加者が置いている注文状況を確認することができます。
どのレートにどれくらいの取引量にて注文があるのかを
確認できるので、自身のトレードにも参考になります。
(相場状況を掴む、ということですね)
取引所のメリットを紹介してきたので、次は
デメリットの紹介もしておきましょう。
残念ながら、世の中メリットばかりの話というのは
なかなかありませんからね。
<仮想通貨取引所のデメリット>
1.取引可能仮想通貨の種類が少ない
これが無ければ、全て取引所で取引したいところです。
販売所での取引が可能な仮想通貨に比べると、
取引所で取引可能な仮想通貨の種類は圧倒的に少ないです。
ビットコインは、どの取引所でも取引可能と言えますが、
イーサリアムやリップルなどのメジャーと言える仮想通貨でさえ、
全ての取引所で取引可能とは言えない状況にあります。
なので、オルト(アルト)コインと称される
ビットコイン以外の(イーサリアムやリップルなどを含めた)
仮想通貨を取引する場合には、販売所での取引を
検討することになります。
取引したい仮想通貨を取り扱っている
仮想通貨の取引をしたいのだから、取引したい仮想通貨を
取り扱っているというのを条件にするのはは当たり前の話に
聞こえます。
FXであれば、少なくともメジャーな(先進国の)通貨であれば、
ほぼどのFX業者でも取り扱っています。
仮想通貨の場合には、仮想通貨交換業者毎に
取扱仮想通貨を確認することになります。
その場合、その仮想通貨が「取引所」で取引可能なのか、
「販売所」での取引なのかを注意深く確認することが必要です。
オススメの仮想通貨交換業者
これまでに紹介した条件を満たす仮想通貨交換業者を
紹介します。
これから口座開設する場合には是非参考にしていただきたい
ですし、既に開設を済ませてある場合には、実際に
取引する口座の参考にしていただければと考えています。
なお、筆者個人としては、FX口座と同様に、実際に
いくつもの口座を実際に使用してみて、その後に
長く使う口座を選択するということを実行しています。
株式もFXも文字通り多数の口座を開設しましたし、
仮想通貨でも複数の口座を開設しています。
継続的に使用している口座は、その一部ということになります。
いきなり多数の口座を開設しなくても、キャンペーンなどに
乗じて開設し、都合が良いタイミングで試してみるというのも
良いですね。
では、これまでに紹介した条件を満たす仮想通貨交換業者の
口座を紹介しましょう。
bitFlyer
TV-CMでもお馴染み、そしてビットコイン取引量日本一を掲げる
bitFlyerです。
取引所での取引ができるのは、ビットコインだけというのは
寂しい限りですが、ビットコインではレバレッジをかけた
取引も可能となっています。
多数のオルト(アルト)コインを販売所で取り扱っているのも
良いですね。
bitbank.cc
仮想通貨に興味を持って調べていると、bitFlyerに続いて
知名度がある存在と言えるのではないでしょうか。
bitbankは、ビットコインだけでなく、リップル(XRP)、
ビットコインキャッシュ(BCC)、モナコイン(MONA)、
イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)なども取引所で
取引が可能です。
但し、日本円で取引できるものと、対BTCで取引するものがある
ことに留意する必要があります。
BITPOINT
BITPOINTは、MT4を使うFX自動売買トレーダーにとっては
注目される存在と言えます。
なぜなら、MT4を国内で唯一、仮想通貨トレードに使うことが
できる口座だからです。
筆者も敬意を表して、実際に仮想通貨の取引をしました。
(ガチホするなら、多少のコストは気にしないので)
ビットポイントへはこちらからどうぞ
今回の話を参考に、仮想通貨を取引することで、御自身の
資産増大につながることを願っております。
今回は、仮想通貨の現物(ビミョウな表現ですが)を主に
ターゲットにした開設条件を紹介しました。
今後、レバレッジを活用したトレードをする場合の
条件について紹介する予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。