Ask4というEAを検証します。
なんでもプライベートファンド用に開発されたEAということです。
そして、EA名称が謎ですねぇ(笑)
これは、「EAについて」を読み進めると、もしかして・・・と
謎解きができます。
Askというと、「買い」のロングポジションですね。
そうです。
本EAはロングポジションのみを持つEAなんです。
そして、「4」ですが・・・。
こちらは、最大ポジション数を示していると思われます。
あ、これら謎解きは類推なので、悪しからず。
目次
Ask4の概要
先述の通り、本EAはロングのみのポジションを持ちます。
これが本EAの大きな特徴となっています。
ポジションの方向を片方のみにしているEAとしては、
Molbot、コツコツAUDJPYなどを思い浮かべます。
これらのEAに共通するのは、全てロングのみのポジションという
ことです。
そう、ショートのみというのではありません。
どちらかと言えば、ロング方向の方が穏やかな動きで、ショートは動きが
急となる場合があると聞きますが、そういうことが関係あるのでしょうか・・・。
どんなインジケーターを使用しているのかと言えば、
平均足、ATR、RSIを使用しているようです。
ま、どのように使うかが重要だとは思いますが・・・。
パラメータ
本EAで設定可能なパラメータは少ないです。
・LOTS:初期値0.1
「目安100万円で0.1 lotで」との記載があります。
最大ドローダウンに安全のための係数をかけたものと必要証拠金
から考え、もう少し資金効率を高められそうな気がします。
・ENABLE_SIGN:初期値true
「バックテストする際、矢印など表示するか否かのスイッチ。
表示しないの方がバックテストが速くなる。」
変更可能な項目が少ないので、バックテストの機会はあまり多くない
と思いますが、開発者さんの配慮ですね。
・ENABLE_AUTO_SCALE_LOTS:初期値true
「複利のスイッチです。trueがお勧めです。」との記載あり。
個人的には、LOTサイズは自分で決めることにしているので、
ここはfalseに設定します。
複利機能を使わないのは、どのEAでもそのようにしています。
自分の裁量でEAの相場との相性を鑑みて決めることにしています。
(結果としてどうなのかは検証できていませんが)
・ENABLE_LOSTCUT:初期値true
「損切りのスイッチです。trueがお勧め、falseにすると
利益率大幅上昇しますが、リスクも増えます。」
ここは、検討すべきところですね。
2つの設定を並行稼動するというのも良いかもしれません。
販売されているEAとしては珍しく、マジックナンバーが設定項目として
用意されていないようです。
公式フォワード
fx-onでのフォワードテスト結果は以下のようになっています。
LOT:0.1での結果です。
期間が短いですし、あくまで参考ということになりますが、
堅調な結果ということは言えますね。
バックテスト結果
6年間のバックテスト結果がfx-onに掲載されています。
その一部を転載します。
6年という長期にわたって右肩上がりの収益曲線となっていますね。
せっかくなので、例えば1年間での結果をそれぞれ見てみたいです。
というのも、6年間一括の結果だと、どうしても巨視的になってしまうので。
総評
バックテストやフォワードテストを見ていると、ストップロスの設置をしていない
ように見受けられます。
ロジックとしてはあるのかもしれませんが、MT4(ブローカー)への設定は
しないようです。
相場が急変動することは充分想定されることですし、そのような状況に備えて
SL設定をしておきたいというのが個人的考えです。
SLを狩られるのを回避するためという場合でもユーザーに選択肢を与えて
いただきたいと希望します。
「数字が全て」ということで言えば、フォワードテストもバックテストも
堅実な運用ができる可能性を示唆していると考えます。
「ENABLE_LOSTCUT」について、その内容を把握し、必要ならtrue,falseを
並行して稼動させてみたいです。
Bandcrossを最大ポジ数3にしたものを並行稼動したり、その他のEAも
設定違いを並行稼動しているものがあります。
本EAも、そのようにすることを検討しています。
実際にどのように運用するかは、もう少し検討する必要があるので、
稼動開始は少し先になりそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もうすぐ節分、福がたくさん来て欲しいものです。
またのご訪問を心よりお待ちしております。